扉絵の楽屋裏

本サイトの扉絵「樹海」をアップしましたら、「こりゃあ写真でしょ？」というお便りが速攻できましたので、今回はあの絵の舞台裏をちょっち。

あれはマゴウコトなくCGです。
これがそのモデリング画面のカメラビュー。



こんな感じで作られてるわけですね。

で、ここまでで止めとくと「へー」ですむんですが、以下超ねたばれ編（笑）。



なんと、これが全景です（笑）。右下がカメラ周辺、左上が絵の中で木々の向こうに見える遠景。ものすごく遠くに見えますが、実は数十メートル位の距離で小さく作ってあります。

いい加減ですねぇ（笑）。いい加減といえば、そもそもあの「樹海」の植生の半分以上占めている木がなんと「バオバブ」の木でして、もともとサバンナとかにぽつんとそびえる巨木なんですの。上の上面図の肌色で表示されているのがみんなバオバブですね。

これがバオバブの木の元データ。



このバオバブを巨大化して半ばまで地中に埋めちゃうように配置するとうまいこと木がいっぱい生えてるように見える、ということなんでした（枝の１本１本が立ち木に見える）。しかーも！

樹海の天を覆う木々、というのをマジにやろうとすると大変な労力＆マシンパワーが必要になりまして、とてもお手軽にはできません。で、どうしたかというと…。



バオバブひっくり返ってます（爆）。
まーこんなんでもカメラアングル固定の止め絵なら十分それっぽくなる、ということでした。

あはははは。世のグラフィックの人なんかは平気でこんなことやって糊口をしのいでますので皆さんお気をつけ遊ばせ？